住空間収納プランナー マスター 渡部しのぶさん

心地良い暮らしを、女性ならではの視点から発信されている渡部しのぶさん
包容力にあふれ、そこから繋がる笑顔かと思います。
渡部さんが運営する合同会社KUUKIの実寸大の収納のモデルハウス「暮らしの博物館」にて、見学させていただきながら、お話しを伺いました。

好きな収納を仕事にしたい

─合同会社「KUUKI 」を設立したきっかけは何ですか。
渡部さん(以下敬称略):10年前、子育てをしながらフルタイムの会社員をしていました。
異業種でしたし充実感はありましたが、「好きな事を仕事にしたい」と考え起業いたしました。
起業した後に更に追求したいと思い、資格を取得しました。

時間や体力的にも負担の少ない引越しをするには

―「住空間収納プランナー」としてどの様なお仕事をされていますか。
渡部:収納設計プランから施工・整理収納・インテリアまで総合的にプロデュースをしています。
新築・リフォーム図面を拝見しながらお荷物を確認して、お客様に合わせた暮らしやすく使いやすい収納を暮らし手である女性目線から収納のプロとしてご提案しております。
収納扉の選び方一つで使いやすさやお部屋の印象が変わります。

渡部:お客様のご自宅へ伺うと様々なケースがあり、上手に活用できてない収納があったり、収納スペースが少なかったりとお悩みもお家ごとに異なります。
それぞれのご家族のライフスタイルに合わせた収納プランや理想とされるインテリアコーディネートを具体的にご提案しています。そして引越前にモノの見極めと整理を行い、新居の収納スペースに合わせ収納場所を決め完成イメージに合わせて収納用品をご提案して準備いたします。

―引越前から片づけスタートなのですね。
渡部:みなさん、引越前は必要のないものは処分しようとある程度は頑張ります。でもタイムリミットがあるため、最初はできていても、だんだんと判断するより段ボールへ詰める事が優先になってしまいます。お引越しは予想以上に大変な作業だからです。
極端な話、乱雑な状態をそのまま箱に詰め込み引越してきてしまうケースも多いいのです。

―引越しを機に片付けをしようと、モチベーションが上がりますけど、実際は色々ありますね。
渡部:引越当日は、梱包開封は引越業者さんにお任せすると、ほぼその日に完成されます。その後、収納用品を持参して収納内を使いやすく、見た目に美しく整えてゆきます。
後日新居で収納の確認をしていく形にすることで、時間や体力的にも負担の少ない引越しができます。
新居でダンボールを積み上げたままになり、何年も開封されないまま引越し荷物で一部屋を納戸部屋としてしまうこと事を避けられます。
そういう状況になると、自分で頑張ってやろうと思っても、なかなか進まなくなってしまいます。

―収納のポイントなどありますか。
渡部:使いやすいことが大切です。
収納スペースが広ければ使いやすいという訳ではありません。
使いやすい収納にするには、工夫が必要とお話しさせていただいています。
何を収納するか、収納するモノの高さに合わせて高さを少し高くすることで、取り出しやすく使いやすくなります。
収納に必要な場所・形・大きさへ目を向けてあげることが大切です。

―先入観を変えてあげる事も含まれていますね。
渡部:そうですね。
例えば、お洋服が収まらないので衣替えをする事になりますが、考え方を少し変え、季節でなくお洋服を1軍や2軍、場合によっては3軍と使用頻度で分けて整理をします。
お洋服の稼働率は全体の3割程度と言われていて、実際にお客様へたずねると同じような答えが返ってきます。クローゼットの広さには限りがありますので一軍を中心にハンガーに掛けて収納することで、使いやすく衣替えの苦労も時間も軽減できます。
全体を見わたせる収納は、自分の持ち物が把握しやすくなり、さらに不要なモノが明確になり、物のダイエットを進めることが出来ます。
この様に収納の使い方や物の考え方を変えることで、ぐっと暮らしが楽になります。


悩んでいる方の背中を押していきたい

―「暮らしの博物館」では、セミナーなど色々な教室がありますね。
渡部:ここは築40年のフルリフォームマンション、収納設計からインテリアまでKUUKIがトータルプロデュースしました。
見て触って収納術を体験できる実寸大の収納のモデルハウスでして、暮らしの中で実際に使う収納やアイテムの活用法とインテリアコーディネート・収納リフォームのアイデアが満載の空間です。
そして「くらしの教室」ではワクワクするような毎日になるように暮らしを彩る様々なセミナーを開催しております。収納だけでなく、料理やハンドメイドやファイナンスまでコラボもしております。


―最後にメッセージをお願い致します
渡部:ありがたいことにサービス後「もっと早くお願いすればよかった」と感想を言われることがあります。その言葉から、「もっと多くの方に暮らしを楽しんでいただきたい」と感じます。
意気込みをいれないと片づけを始められないと感じている方は多いと思います。
整理収納は大変な作業ですが、やり方さえわかれば片づかないお家はありませんので“お家を軽くする”ことで“お気持ちまで軽くできる”ことを、一人でも多くの方に体験してほしいです。
今後そんな思いを色々な形で発信できればいいなと思っています。
ご家庭は、それぞれ個性があり、間取りや家族構成が似ていても異なります。モノの持ち方もちがいます。
そしてご家族のライフステージが変われば、同じ家でも使い方が変わりますのでその都度、暮らしを楽しめる方法を見つけてほしいです。

―本日は楽しいお話しをありがとうございました。
渡部:お越しいただきありがとうございました。

(記事:野口 ゆき)

渡部 しのぶ くらサポページはこちら
合同会社KUUKI 代表執行社員
2007年 渡部屋スタイル設立
2013年 合同会社KUUKIへ社名を変更
“気持ちのよい空間づくり”という想いを込め住まいに悩む方に癒しの空間をプロデュース。
女性らしい気づかいのできる整理収納片づけサービスを提供
2017年 KUUKI+「暮らしの博物館」をオープン
「暮らしの博物館」は築40年のフルリフォームマンション、収納設計からインテリアまでKUUKIがトータルプロデュース。
見て触って収納術を体験できる実寸大の収納のモデルハウス。
「くらしの教室」暮らしを彩る様々なセミナーを開催

CRASiiコラム編集部

野口 ゆき(写真:右)
整理収納アドバイザー、歯科衛生士
「健康的な生活を応援」をコンセプトに健康とモノの持ち方を一人一人に寄り添った整理収納で提案発信中
森 由香(写真:左)
整理収納コンサルタント、AD2級認定講座講師
主に各世代に合わせた整理収納セミナー講師、コラム執筆で活動中

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